対伯投資、鉄鋼知財権保護を要請

　日本とブラジルの貿易、投資の拡大に向け官民レベルで意見交換する第２回日伯貿易投資促進合同委員会が15、16の両日、経済産業省などで開催され、鉄鋼についても投資可能性などが話し合われた。

　日本側からは新日本製鉄の小畠徹常務が伯への技術供与に伴う知的財産権保護などを要請したほか、経産省から鉄鉱石など資源の安定供給の確保、伯の経済成長に合わせた鉄鋼市場の拡大と北米、欧州への拠点として伯の位置づけは重要と説明した上で、伯鉄鋼産業の技術力向上にとっても貿易・投資の促進は必要としてビジネス環境の改善を求めた。伯側からも官民とも日本鉄鋼業の対伯投資の拡大に強い関心が示された。