2009年5月28日

三菱商事、鉄鉱石権益5000万トンへ

 三菱商事の鉄鋼原料本部は中長期の鉄鋼需要拡大をにらんで原料炭、鉄鉱石など原料の供給量を着実に増やす考えだ。足元の需要冷え込みで2009年度は新規の投資を控えるものの、主力の原料炭鉱の拡張をはじめ、昨年までに確保した鉄鉱石、ニッケルなど開発の事業化調査を継続し、需要回復期をとらえて立ち上げたい考え。

 中長期で新たな権益取得の機会を探りながら、現行年産700万トンの鉄鉱石の持ち分生産量を中長期的に4000万―5000万トンレベルに拡大するなど、20―30年先をにらんだ鉄鋼原料の安定供給確保を軸とした成長戦略を具体化する方針だ。







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