2013年6月7日

三菱商事・金属、収益構造の転換着々

 三菱商事の金属グループは原料炭、銅を資源投資の二大収益柱として持ち分生産量倍増に向けた投資を着実に実行していく。中期経営計画2012年では、1兆円規模の投資を実施し、銅を原料炭に次ぐ第二の収益柱に育てるなど、収益構造の転換に布石を打った。今回発表した経営戦略2015では、原料炭と銅を主軸に、既存資産の更新・拡張投資と仕掛案件の収益化に着手する。今後は資源価格の一方的な右肩上がりを期待できない見通しだが、資源投資事業とトレーディング事業の両輪が一体となって相乗効果を発揮することにより、いかなる環境下でも着実に収益をあげることを目指す。中長期的な定量イメージは、二大収益柱が数百億円、鉄鋼製品事業、金属トレーディング事業、非鉄金属事業をそれぞれ百億円規模の事業領域としたい考え。







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