2017年1月12日

原料炭需給正常化へ

 原料炭の2017年の需給は正常化に向かいそうだ。昨年後半は大きく混乱した。数年来の価格低下で米国勢など一部が市場から退場するなどで供給余力が低下していたところに、中国の石炭産業構造調整のための減産があり、豪州の主要炭鉱などの供給障害も重なり、豪州に依存していたスポット供給余力がなくなった。昨年はスポット市況が一時トン300ドル(3万5100円)を上回り、3カ月で3倍に上がった。供給障害が解消するなかで今後は価格も正常化する見通しだが、天候不順による供給障害が起きやすい1―3月を乗り切るのが先決だ。







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