日金工商事、ステンレス鋼板 国内向け販売特化

　日本金属工業のグループ商社、日金工商事（伊藤誠治社長）は、国内向けステンレス鋼板販売に特化する方針を固めた。親会社である日金工が日新製鋼と経営統合し、2014年度から日新製鋼に一本化されるため、国内向けステンレス鋼板を取り扱う専門商社として再出発する。輸出と原料を扱う貿易部門は、日新系のグループ会社などに業務移管することで、専門性を持った特色ある鋼板専門の商社となる。冷延鋼板、熱延鋼板、ばね材など月間約3000トン強を扱うとみられる。