2017年8月7日

昭和電工、SiCウエハー強化 新日鉄住金から取得

 昭和電工は7日、新日鉄住金と子会社の新日鉄住金マテリアルズ(本社=東京都中央区、山田健司社長)が手掛ける炭化ケイ素(SiC)ウエハーの昇華再結晶法に関する特許や開発設備、技術ノウハウなど一連の資産を2018年1月末をめどに買収すると発表した。買収額は明らかにしていない。SiCウエハーを材料に昭和電工が造るパワー半導体は電気自動車(EV)やハイブリッド車向けの採用も拡大しており今後の需要増が期待できるが、そのためにはシリコンベースのものより3―4倍高いとされる価格の引き下げが不可欠。新日鉄住金グループの知財を活用してSiCパワー半導体の歩留まりを上げ、シリコンとの価格差を縮めて普及につなげる。







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more