2018年7月6日

薄板市況、先高観が台頭

 国内薄板市況に先高観が台頭してきた。店売り市場の荷動きは依然として緩慢だが、価格転嫁の停滞が長引く中、商社やコイルセンターなどの大手流通が採算改善に本腰を入れ始めており、トン当たり3000円の唱え上げに対し、すでに熱延鋼板などの品種は値上げが一部浸透。今月帳端明けからの完遂を目指す動きが活発化している。自動車や電機など大口需要家向けの好調を受け、高炉メーカーでは薄板ラインのフル操業が続いており、一部メーカーは今月から店売りの大幅な引き受け削減を実施。こうした需給タイト化への懸念も上昇基調に向かわせている。







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