2017年6月23日

中国、合金鉄供給構造に変化

需要と価格が回復し、生産状況は好転している(オルドス集団のフェロシリコン工場)
 中国政府が環境規制の監督を強化し、合金鉄の生産量が減少している。近年の価格低下で企業の撤退や統合が進んだこともあり、生産能力は低下していた。普通鋼やステンレスの生産に影響するが、一方で合金鉄の輸入量が増え、供給構造が変化している。不安定な鉱石価格や多額の環境対策投資、需要の減少など経営リスクは高まっており、生き残るための再編が本格化するのはこれから。合金鉄原料の国際需給と価格を左右しそうだ。







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