2017年9月5日

本鋼の大型高炉爆発事故 上海鋼材先物が急騰

 中国東北部の国有鉄鋼大手、本渓鋼鉄集団の大型高炉が1日に爆発事故を起こしたことで鋼材市況の先高観が強まってきた。事故当日に急騰した上海の鋼材先物価格は週明けさらに活気づき、熱延コイル価格は4日正午時点で過去3年半の最高値を更新。事故の詳細は明らかにされていないが、同社主力の熱延の供給に当面の間、支障を来すとみられる。鉄鋼需要が堅調でタイトな鋼材需給が続く中、鋼材市況の上昇力が高まり、アジア市場に影響を与えそうだ。







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