2019年3月1日

中国ステンレス粗鋼、2900万トンに迫る

増産とインドネシアからの輸入が続く・最大手・青山集団傘下の青拓集団熱延ライン
 中国のステンレスの粗鋼生産量は2019年に100万トンほど増え、2900万トンに近づく見通しだ。景気は減速するものの、高速鉄道や地下鉄など政府のインフラ整備や配管の長寿命化ニーズで需要が拡大。メーカーの増強投資が続き、粗鋼能力は大きく増える。中国企業はインドネシアでの工場建設を増やしており、中国のステンレス輸入は増え、輸出市場は競争が激化し、他国のステンレス戦略にも影響を与えそうだ。