2019年8月30日

東南アジア鋼板市況 インド材影響広がる

高い経済成長が続くベトナムにインド材が流入(開発が続くホーチミン市)
 インド製の鋼板が東南アジアの市況下落に拍車を掛けている。昨年秋以降、中国製の安値材が価格を押し下げてきたが、ここへきてインド材の輸入が増加。経済が減速する一方で鉄鋼の生産能力が増すインドの輸出は通貨安を追い風に増勢を強める可能性がある。米中貿易摩擦の影響などで鉄鋼需給が緩む中国に加え、インドも国際市況の撹乱要因に。品質的に両国材と競合しない日本材も価格軟化のあおりを受けそうだ。







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more