2022年10月17日

中国の主要鉄鋼メーカー、粗鋼減産に転じる 鋼材市況軟化で収益悪化

 中国の主要鉄鋼メーカーの粗鋼生産が減少に転じた。政府の減産方針を受けた動き以上に原料高・鋼材市況の軟化による収益悪化と低調な需要がメーカーの生産意欲を低下させている。10月上旬の国慶節連休の間にメーカー・流通在庫ともやや増えたが、特に市中在庫は需要動向に沿って夏場以降減少傾向を維持している。秋の需要期の最中だが、不動産不況やゼロコロナ政策の影響で需要は勢いに欠けており、減産による需給引き締めの鋼材市況への刺激はみられない。







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more