2010年2月1日

電線メーカー 海外大手、M&A再燃

 海外大手電線メーカーのM&A(買収・統合)熱が再び高まってきた。欧米や韓国の大手電線メーカーは近年、新興国を中心に現地電線メーカーを子会社化する、あるいは現地電線メーカーと製造合弁会社を設立し過半数出資する方法で、積極的に事業規模を拡大してきた。

 リーマン・ショック以降一時動きはやんだが、2009年秋から再び増え始めた。各社とも収益性の高い高圧電力ケーブル事業の拡大をにらんでおり、日本の電線メーカーも手をこまぬいていられなさそうだ。