2010年4月12日

レアメタル輸入、14品目で大幅増

 財務省が発表した2月のレアメタル輸入通関統計によると、希土類やインジウムなど電子関連素材を中心に14品目の輸入量が前年同月の実績を上回った。1年前は金融危機による景気悪化で大幅な在庫調整に見舞われたため、その反動で輸入量が前年同月の数倍に伸びた品目が多い。需要自体がピーク時の8割水準まで回復していることも要因だ。

 希土類金属の輸入量は356トンで前年同月の6倍になった。景気刺激策により自動車や家電など最終製品の販売が好調なことから、モーター用磁石に使う金属ネオジムなどの調達が増えた。昨年は磁石・合金メーカーの在庫調整で一部を除き取引が成り立たない状況だった。







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