2010年8月16日

電線大手5社決算、全社が最終黒字回復

 国内電線メーカー上場大手5社の2010年4―6月期連結決算は、全社が最終黒字を回復した。日立電線と昭和電線ホールディングスは8四半期ぶりの最終黒字。自動車、エレクトロニクス関連製品の販売回復が大きく奏功し、下半期もおおむね同水準の需要環境が続くとみられている。ただ、円高とエコカー補助金制度の終了は、業績の下振れ要因になり得る。

 また、国内建設市場向けの製品は全社で低調が続いた。景気悪化前の08年4―6月期決算に比べると、5社とも営業利益は低く、好況時の利益水準には依然届かない。







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