2012年10月12日

杉野金属、加工賃8―10%上げ エネ価格上昇を転嫁

 黄銅条専業メーカーの杉野金属工業(埼玉県川越市、杉野辰英社長)は、今月から加工賃(ロールマージン)を8―10%引き上げた。エネルギー価格の値上げで製造コストが上昇しているため。先行きの需要見通しも厳しい状況で、採算性を維持するには「足元の製造原価が上がった分は販価に織り込まざるを得ない」(杉野社長)と判断した。

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