2013年9月6日

中国産マグネ、上昇一服 採算水準へジリ安含み

生産コストを上回る水準にまで戻したことで、中国産マグネシウム地金価格の上昇が一服している。先月末時点の日本向け輸出価格はトン2820―2840ドルで、下旬から10―30ドルほど値を下げた。年初からの過剰生産が続く中、9月は例年通りの通常生産が見込まれるため、需給緩和傾向がやや強まりそう。そのため、今月は、「2700ドルのコスト水準を意識したジリ安」(タックトレーディングの上島隆社長)見通し。