2013年11月15日

非鉄22社が増益見通し 需要回復、円安も寄与

 主な非鉄関連上場企業30社の今期業績予想は、営業利益増の昭和電工(アルミ)と日立金属(電線材料)を含む22社が増益(経常増益)を見込むなど、損益改善が進む見通しだ。同様に売上高も24社が増収となり、堅調な業績が続くものとみられる。市場環境が悪化するスポンジチタンメーカーを除くと、おおむね各社とも回復傾向で推移。為替の円安や需要回復がプラスに働くほか、建材・建築関係では消費増税前の駆け込みも販売増に寄与。景気好転による大幅な収益回復を確認するまでには至っていないが、各社の業績は総じて改善基調をたどる見込みだ。