2015年8月28日

ビスキャス、来期の黒字転換目指す

 古河電気工業とフジクラの折半出資による高圧電力ケーブル製造会社、ビスキャス(本社=東京都品川区、佐久間進社長)は、来期(2017年3月期)での黒字転換を目指す方針だ。国内・海外とも事業環境が足元悪化しているものの、内需回復や海外受注の獲得などを通じ、今後は業況が好転する見通し。同社は前期、売上高で550億円ながら経常損失を計上。今期も売上高はおよそ500億円水準にとどまり赤字の状態が続くとし、来期以降での収益改善を見込んでいる。