2016年3月22日

UACJ、米アルミ押出企業買収 車用構造材需要を捕捉

会見する中野隆喜取締役(右)
 UACJは22日、自動車の骨格に当たる構造材に使われるアルミ押出品などを米国とメキシコで生産・加工する企業を買収することで同社の親会社と合意したと発表した。1億5500万ドル(約170億円)で全株式を今年5月末までに取得する予定。北米では自動車の軽量化要請を背景に、バンパーなどのパネル材だけでなく構造材やその他の部品でもアルミを使う動きが加速。UACJによると同地域での自動車用アルミ構造材の市場は今後5年で3倍に伸びる。同社ではすでに投資しているパネル材に加え構造材も扱うワンストップ体制を整え、拡大する需要に対応する。

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