2018年1月16日

物材機構・横浜国大など 自己治癒セラミックス開発

 物質・材料研究機構と横浜国立大学、科学技術振興機構はこのほど、高速で亀裂が完治する自己治癒機能を持つセラミックスを開発したと発表した。生物の骨の治癒のメカニズムをヒントに、セラミックスの治癒を活性化する酸化マンガンを、アルミナの粒界に極微量配置した。従来材ではセ氏1000度で1000時間かかっていた治癒時間を、最速1分程度で完治できる。航空機エンジン用部材などへの適用が期待される。