2018年3月2日

YKKグループ、AP事業2年ぶり増益

 YKKグループは1日、2019年3月期(2018年度)の経営方針説明会を行い、YKKAP(本社=東京都千代田区、堀秀充社長)やその関連会社などを含むAP事業の18年度の連結営業利益が、17年度見込み比約25%増の265億円になり、2年ぶりの増益になる見通しだと発表した。売上高は6%増の4480億円を想定する。アルミ地金をはじめとする原材料・資材価格の上昇が前年度に引き続き利益の足かせとなるが、樹脂窓・アルミ樹脂複合窓の販売増や、一部商品の値上げ実施などで吸収を図る。前年度にあった海外の請負物件の損失が今年度はなくなることも利益を押し上げる。