2019年8月27日

特金スクラップ 低Ni系荷余り深刻

 ニッケル系の低品位スクラップの荷余り感が強まっている。国内ステンレスメーカーの買い気が薄く、特金スクラップ全般で取引の活気が失われる中、低ニッケルの耐熱鋼スクラップなどは集荷意欲が落ち切った状況。そのため市中に現物が滞留し、ニッケル相場が上昇しているにもかかわらず、取引価格に相場が反映されずノミナル化しているケースもあるようだ。