2021年9月30日

銅スクラップ 10―12月長契数量1―2割減

 伸銅・製錬・電線・銅箔メーカーが商社や原料問屋と結ぶリサイクル原料(銅スクラップ)の10―12月期の長期契約は、全体で7―9月期より1―2割程度の数量減となった模様だ。伸銅、銅箔メーカーの多くが数量維持を要請したが、市中の発生環境は年末まで改善しないとみる問屋サイドの数量削減方針を崩せなかった。関東の中堅問屋幹部は「納入先の要求に応えたい気持ちは強いが、お金をつけて売っているような現状の商売は持続可能でない」と話す。

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