2023年2月28日

フジクラ 高温超電導線を納入

フジクラは28日、核融合炉の実証に取り組む米ベンチャー企業のコモンウェルス・フュージョン・システムズ(CFS)社にレアアース(希土類)系高温超電導(HTS)線材の納入を開始したと発表した。核融合炉に求められる超高磁場の中での高い電流特性と高強度の実現に加えて、核融合発電に必要な超電導磁石の小型化を可能にする。2022年度上期から既に出荷を開始しており、CFS社が実機規模の核融合検証炉完成を計画する25年ごろまでの数年にわたり、生産能力を現行の2倍以上に高めるとともに1000キロメートル以上の供給を目指す。