2025年2月14日

KOK 新規需要の開拓図る 水素タンクなど狙う

鉄道車両や船舶などに用いる大型のアルミ押出形材を手掛ける軽金属押出開発(本社=三重県四日市市、城田剛造社長、KOK)は、持続可能な事業体構築に向けた取り組みを加速させたい考えだ。近年は主力の鉄道車両の新規案件が減少する中、保有する大型押出機や大型竪型焼入炉の強みを生かした水素タンクなどの新規需要を獲得しようとしている。一方で営業権を持たず、出資各社から委託生産を行う製造専業企業のため、昨今の諸資材高騰などの影響を受けやすく、適切な価格転嫁が喫緊の課題となっている。