2025年4月30日

国際研究会25年予測 ニッケル20万トン余剰

国際ニッケル研究会(INSG)は今月22―23日にポルトガルのリスボンで会議を行い、ニッケル市場の需給見通しをまとめた。2025年の世界のニッケル需給は19万8000トンの余剰になると予測。ステンレス向けのクラス2ニッケルから電気ニッケル(カソード)などクラス1製品の生産が増加しているのに対し、電気自動車用(EV)バッテリー向け需要の伸びが想定より遅いことなどが影響し、供給過多の状況が続くとみている。