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2024.12.4
2010年11月1日
デンソーと佐賀大学は、藻類を使用しスバイオ燃料の生産過程で発生する残滓を使用して、工場廃水などに含まれる金やパラジウムなど自動車触媒に使用される貴金属を回収する技術を開発した。従来手法よりも低コストで、含有率が低い廃液からも貴金属を回収できるなどのメリットがある。今後、レアメタルなど他の金属の回収も視野に研究を進めていく考えだ。
デンソーは2008年から「シュードコリシスチス」という微細藻類に、二酸化炭素を吸収させてバイオ燃料を生産する研究を進めている。だが、コストが高く、採算性を高めるため廃棄物の有効活用を模索していた。
そのような中、佐賀大学の井上勝利名誉教授が研究を進めていたバイオマスを用いた貴金属回収の研究に着目し、このほど佐賀大学と共同研究をスタート。自動車用触媒に用いられる金、銀、白金、パラジウムをターゲットに開発を進めてきた。
新技術では油分を絞った残滓を貴金属の吸着剤として使用する。渋柿の7倍、活性炭の20倍の回収速度があるなど実用性が高く、貴金属回収の新技術として期待が高まっている。
デンソーは2008年から「シュードコリシスチス」という微細藻類に、二酸化炭素を吸収させてバイオ燃料を生産する研究を進めている。だが、コストが高く、採算性を高めるため廃棄物の有効活用を模索していた。
そのような中、佐賀大学の井上勝利名誉教授が研究を進めていたバイオマスを用いた貴金属回収の研究に着目し、このほど佐賀大学と共同研究をスタート。自動車用触媒に用いられる金、銀、白金、パラジウムをターゲットに開発を進めてきた。
新技術では油分を絞った残滓を貴金属の吸着剤として使用する。渋柿の7倍、活性炭の20倍の回収速度があるなど実用性が高く、貴金属回収の新技術として期待が高まっている。
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