2009年1月21日

韓・世亜製鋼、群山新工場3月稼働

 韓国の鋼管大手、世亜製鋼は群山の新工場の操業を3月に開始する。案山工場の造管ライン、浦項工場の造管ラインを移設し、新たに年産12万トンの配管用鋼管の生産拠点を整備する。

 郡山は将来の能力増強を視野に配管用鋼管の一大拠点に発展させるのに対して、浦項は米国石油協会(API)規格用などの高付加価値品生産に特化する体制とし、案山工場は物流倉庫として活用する。

 将来構想として機械構造用鋼管製造をにらんだ普通鋼鋼管の第3の工場立地選定作業に入っており、3―5年のうちに韓国内3拠点体制を整備する考え。年産100万トンの能力を増やさずに、より付加価値の高い製品領域への展開を通じて成長をめざす方針だ。

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