2009年3月24日

高炉各社、強粘炭57%下げ決着

 新日本製鉄、JFEスチールなど高炉大手は先週、2009年度積み強粘結炭価格を前年比57%引き下げることで原料炭最大手の豪BHPビリトン三菱アライアンス(BMA)と合意した。2年ぶりの下げ決着。他の生産者とも同様に合意する運び。

 今後、大手と本格的な交渉に入る非微粘結炭、微粉炭吹き込み(PCI)用炭も大幅に下がる見通し。ただ、大幅な減産下で高値原料炭の積み残しが新年度入り後も響き、今回の値下げが生産コストに反映するのは7―9月期以降にずれ込みそうだ。

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