2009年5月18日

高砂鉄工、ステンレス冷延から撤退

 高砂鉄工は15日、12月末にステンレス冷延事業から撤退すると発表した。冷間圧延機2基、連続焼鈍酸銑設備、連続光輝焼鈍設備および関連付帯設備をそれぞれ廃止し、年間約14億円の固定費を削減する。約70人の余剰人員は早期退職や出向・転籍などで対応する。

 今後はエンボス・研磨・めっき・高精度パイプなどの表面処理加工製品と狭幅を中心とする精整製品の製造・販売に特化し、冷延材は外部から調達する。表面処理加工・精整設備を活用し、受託事業も行う。