2009年6月3日

住友金属、研究開発投資を拡大 “品質優位性”保つ

 住友金属工業は2009年度の研究開発費(連結ベース)を前年度計画比4%増の240億円に引き上げる。世界同時不況で鉄鋼需要が大幅に減退し、収益も大幅に悪化する見通しだが、ハイエンド商品の研究・技術開発を継続強化するため03年度から7年連続で研究開発投資を拡大する。

 アジアを中心に海外の鉄鋼メーカーの新規設備が今後相次ぎ立ち上がり、品質競争がより激しくなることも想定し、さらなる「差別化の加速」に向けて09年度も高水準の研究開発投資を継続する方針だ。

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