2009年6月18日

総合商社、金属部門の利益半減

 三菱商事、三井物産など大手総合商社5社の金属部門の2009年度連結純利益は、08年度実績と比べて半減以下に落ち込む見通しとなった。なかでも三菱商事と丸紅はほぼ3分の1に落ち込む。5社合計の利益計画は前期比54・3%減の2065億円にとどまり、08年度に三菱商事が計上した2167億円に届かない。

 鉄鉱石や石炭を中心とした金属資源価格の値下がり、世界的な不況による鉄鋼需要の低迷などが影響する。これまで金属資源を中心に積極的な投資を続けてきたが、今後は厳選した案件のみに抑える。