2009年6月30日

韓国で鉄スクラップ値下げ続く ヤード業者輸出検討

 韓国の現代製鉄などの主要電炉メーカーは29日から韓国内の鉄スクラップ購入価格をトン当たり1万5000ウォン引き下げた。東国製鋼、韓国鉄鋼などは先週25日からの下げ通告だったようだが、一部に入荷規制もあり、実質的には今週からの引き下げとなる。

 電炉各社は、高水準の輸入スクラップ入荷で工場に在庫できない状況で、今回の下げは「断り価格」的な下げと理解されている。アメリカ、欧州、日本などの主要市場が上昇している中での韓国内下げは、ヤード業者の反発も強く「輸出市場への進出も検討している」といった声も出ている。







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more