2009年11月2日

特殊鋼6社、通期業績 改善見込む

 特殊鋼専業メーカー6社の2009年9月中間期決算が出そろった。昨年9月のリーマン・ショック以降の景気減速を受けて特殊鋼需要も減退、各社とも低操業による固定費負担増などが響き、全社が減収減益で、軒並み経常損失を計上した。

 7月以降、主力の自動車向け鋼材などが回復しつつあるものの、それ以外では工具鋼など低水準が続き、上半期業績を悪化させた。通期予想は自動車需要の回復などから生産量が増加、数量面のプラス要素で収益も下期は黒字に転換できるとし、経常損益は日立金属、山陽特殊製鋼が黒字、三菱が収支均衡で他の3社も赤字幅は縮小する。







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