2010年1月12日

中国普通線材、上昇調も供給過剰懸念 日本への影響不透明

 国内の線材メーカー筋は中国の普通線材市況は上昇基調にあるとみている。鉄鉱石のスポット購入価格が高値圏にあるほか、鉄スクラップ価格も上昇に向かうとみているためだ。

 中国国内の土木、建築需要も強い。ただ、需要が旺盛な半面、供給過剰が懸念され、強含みが顕著な薄板と線材の動向には、ばらつきがあると指摘する向きもある。

 日本の線材製品市況は、しばらくジリ安の推移が予想されており、輸入材の大半を占める中国材が値上がりすれば市況底固めの要素となるが、不透明感は残る。







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