2010年5月6日

新日鉄エンジ、受注6割増めざす

 新日鉄エンジニアリングは、2010年度連結受注高3300億円の前年度比61・0%増をめざす。売上高は2800億円で同15・6%減、営業利益は120億円で同62・0%減と減収減益の見込み。設備投資の回復は鈍く、厳しい事業環境だが、積極的な営業活動とプロジェクトのコスト改善努力・リスク管理を継続する。

09年度決算は過去受注残高に支えられ、過去最高益(営業利益316億円)を達成した。一方、受注環境の厳しさから期末の受注残高は2300億円と、前期末比1300億円(36・1%)減少。10年度の収益減は避けられない。