2010年6月22日

伯ヴァーレ、マラバ製鉄所着工

 伯資源大手のヴァーレのホジェール・アニエリCEOは18日、伯パラ州マラバで年産250万トン製鉄所建設に22日着手する計画を明らかにした。独鉄鋼大手・ティッセンクルップとの合弁製鉄所が稼働したのに続き、新たな製鉄計画を具体化する。

 ヴァーレは韓国の東国製鋼との合弁事業などを合わせ、投資総額210億ドル(約1兆9130億円)、粗鋼年産1850万トンの複数の製鉄計画を進めている。自国内の新たな製鉄計画を後押しすることで、鉄鉱石の安定供給先を確保する方針だ。