2011年6月13日

台CSC、グループ粗鋼1640万トンへ 14年までに

 台湾の中国鋼鉄(CSC)は、年間2000万トンの鉄源調達体制を、2014年までに確立する。ベトナムの冷延ミルなど下工程の能力が増えるため、既存高炉の拡張や傘下の中龍鋼鉄の電炉能力拡大、日本からのスラブ供給で1820万トンを確保。不足分のスラブを提携先の台湾プラスチックによるベトナムの製鉄所から調達する。原材料の安定調達と競争力の高い製造基盤を構築し、海外戦略の推進力を高め、東南アジアやインドなど新興国の需要をとらえる考えだ。