2011年6月27日

東京地区の冷薄、建築不振、弱含み

 冷延鋼板は弱含み。足元の市中価格(ベースサイズ)はトン8万―8万2000円。

 東京製鉄が7月契約の販売価格を据え置いたことで、「薄板市況は底値圏入りする」(扱い筋)と期待する声もあった。しかし、中国・鞍山鋼鉄が対日向け冷延コイルを10ドル引き下げ、トン850ドル(C&F)とするなど、海外市況の低迷、特に冷延・溶融めっき鋼板など下工程寄りの製品市況が下落傾向にある影響で、海外メーカーも日本市場への攻勢にシフトしている。

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