2011年8月4日

台CSC、AD提訴検討 輸入鋼板が市況低下の誘因

 台湾の中国鋼鉄(CSC)は3日、低価格の輸入鋼材が国内市場を乱しているとして、アンチダンピング(AD)提訴を検討していると発表した。中国など海外鉄鋼メーカーに加え、韓国や日本の鉄鋼商社が台湾への販売を増やし、国内市況の低下につながっていると指摘。9月の鋼板価格を引き下げざるを得なかったとし、さらなる市況の低下を懸念した。深刻な損害を受けている台湾の鉄鋼産業を守るためにも対策を講じ、すでにAD提訴のための調査作業を進めている。







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