2011年8月4日

中国、下期粗鋼生産 上期比微減どまり

 中国の2011年下期(7―12月)の粗鋼生産は、過去最高水準だった上期の微減にとどまりそうだ。

 中国の工業・情報省が2日、11年の粗鋼生産が6億9000万―7億トンと前年比6000万―7000万トン増える予想を発表。下期は政府のインフレ対策や電力不足から、鉄鋼メーカーの減産が予測され、増加速度が鈍化する見通しだが、上期の3億5054万トンがほぼ維持される。同省では鋼材輸出が前年を上回るとみており、アジア市況への影響や貿易相手国との通商摩擦の懸念が高まりそうだ。

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