2011年8月24日

高炉メーカー、特殊鋼棒線1・3万円上げ

 高炉メーカーと自動車メーカーによる特殊鋼棒鋼・線材の上半期(4―9月)の価格交渉は、2010年度下半期に比べトン1万3000円程度の値上げでほぼ決着した。

 品種や顧客によって上げ幅に若干の差はあるが、原料高を受けた高炉メーカーへの自動車メーカーの理解が進み、鋼材の安定供給を優先したとみられる。下半期は自動車メーカーが生産をさらに上積みする動きを見せており、高炉各社はフル操業で対応を図る構えだ。