2009年2月3日

高炉メーカー ”輸出不振”鮮明に

 高炉メーカーの1―3月の輸出量が大きく落ち込む見通しだ。このほど発表された新日本製鉄、JFEスチールの第3四半期決算によると、1―3月の輸出比率(金額ベース)は新日本製鉄が28%で前年同期に比べ5・0ポイントダウン、JFEスチールが35%で同8・3ポイントダウンする見込み。

 ここにきて中国市況に底入れ感が出てきたことで、日本ミルへの引き合いがわずかながら増加する傾向も見られるが、アジア市場はホットコイルが500ドル台と昨年夏場の1000ドル水準に比べ半値レベルまで下落しているうえ、円高の進行、金融不安を抱えた需要家の在庫調整などから、日本ミルにとってしばらくは厳しい状況が続きそうだ。







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