2011年9月9日

住金の自動車技術、工法・設計と連携 特性フル活用

 住友金属工業は自動車の軽量化・安全対策に向け材料・工法・設計の技術要素連携による取り組みを強化する。材料の高張力(ハイテン化)は進んでいるものの、個々の技術要素の対応では、既存の形状制約や成形性などに課題が残り、鉄鋼材料の潜在能力を十分に生かしきれていないことから、材料特性の最大限の活用を目指す。

 台車などの鉄鋼製品製造で培ったCAE技術を用い、材料特性を生かして剛性や強度を高めるための設計、工法に関する技術開発・実用化を進め、自動車の軽量化と部品の高性能化につなげていく考えだ。

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