2012年2月14日

11年普通鋼鋼材受注、2年ぶり減6889万トン

 2011年の普通鋼鋼材受注は、前年比3%減の6889万トンで2年ぶりに減少した。東日本大震災で落ち込んだ内需は後半に回復し、4386万トンと前年並みを維持。一方、超円高やタイ洪水、アジア需給緩和などの影響で、後半に失速した輸出が7・9%減の2503万トンと3年ぶりに減少した。

 普通鋼受注は、直近のピークとなった07年が7961万トン。米リーマン・ショックで08年7498万トン、09年6087万トンと大幅に減退。10年は7103万トンまで回復したが、11年は超円高の定着による市場構造変化で、再び7000万トン台を割り込んだ。

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