2012年5月16日

鋼線・鋼索メーカー主要6社 前期、全社で経常減益 震災・タイ洪水が影響

 鋼線・鋼索メーカー主要6社の2012年3月期決算は、全社経常減益となり、昨年の震災やタイ洪水の影響を中心に厳しい需要環境を反映する結果となった。13年3月期は各社最終損益での改善を予想するものの、国内外に不透明要素が多く、慎重な見方も多い。

 12年3月期の売上高は2社が増収、4社が減収となった。増収となった鈴木金属工業は、海外子会社の数量増が寄与、東京製綱は前期受注分の売り上げ計上があった。一方、経常利益は6社すべて減少。当期純利益は3社が減益、2社は赤字を計上した。







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