ＪＦＥスチール千葉地区、還元鉄粉 能力２割強引上げ

　ＪＦＥスチールは2012年度、鉄粉の製造拠点である東日本製鉄所千葉地区で、スポンジ状の還元鉄（海綿鉄）の微粉砕機を増設し、還元鉄粉の製造能力を月間2700トンから3300トンに2割強引き上げる。主に自動車向け需要が旺盛なため。現在の3基から4基体制とし、ボトルネックとなっている製造ラインの能力向上を目指す。

　現在、ニッケルフリーの合金鉄粉の研究開発も進めており、鉄粉のプレゼンスを高めつつ、日系ユーザー向けを中心とした成長戦略を描き、グローバル展開を検討していく。