2012年10月4日

新日鉄住金ステンレス、Ni系冷薄2万円上げ

 新日鉄住金ステンレス(NSSC)は3日、国内店売り向けステンレス冷延薄板と厚中板の10月契約価格を改定し、ニッケル系冷薄と厚中板を前月比トン2万円、クロム系冷薄を同1万円それぞれ引き上げると発表した。ニッケルなど原料価格の上昇に加え、エネルギーコストの上昇を反映する。ニッケル系冷薄は7カ月ぶり、クロム系冷薄は5カ月ぶりの値上げ。

 国内に先行してアジア市況は上昇しており、海外メーカーも値上げ姿勢を強めている。国内の在庫調整は進展しつつあり、原料価格の動向次第で、さらなる値上げの可能性もある。







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