2013年8月7日

鉄スクラップ 大阪、強基調に転じる

 大阪地区の鉄スクラップ市況が旧盆期間を前に、強基調に転じている。4月以降、下落基調が続いていたものの、8月に入り東アジア向け輸出増に伴う関東湾岸価格の上昇などを受けて、市中に底値感が台頭。「足元の新規鉄スクラップ輸出価格などから見れば、上げ余地はそれほどない」(流通筋)と慎重な声もあるものの、市中ではヤード在庫を積み増しが進んでいるほか、湾岸部で集荷する動きも出ていることなどもあり、メーカー入荷が落ち込んでいるという。